中学生の心理を看護から見る

こんにちは!カモシカゼミナールの白木です。

今日は看護理論家・エリクソンの「漸成的発達理論」から見た、青年期(13〜22歳頃)の心理について考えてみたいと思います。

中学生という時期の難しさ

「中学生」。とても難しい時期ですよね。

 大人と言われたり、子どもと言われたり…。僕自身も中学生の頃は、意見がぶつかってもそれをうまく言葉にできず、苦しい思いをした記憶があります。振り返ると、自分の考えや気持ちがまとまりきっていなかったのかもしれません。

エリクソンの発達課題

 エリクソンは、青年期の課題を「自我同一性(アイデンティティ)の確立 vs 役割の混乱」と定義しました。この時期は「自分は何者なのか」を模索しながら、精神的・社会的な役割や価値観を身につけていく大切な時期です。アイデンティティを確立できれば、自信を持って未来に進むことができますが、確立が難しい場合には迷いや孤独、不安を抱えることもあります。

私たちが大切にしていること

では、そんな青年期にある生徒さんと関わるとき、私たちが大切にしていることは何でしょうか。それは「理想や期待を押し付けすぎないこと」です。ただし、押し付けないことと、応援しないことは違います。大切なのは、本人がまだ気づいていない「強み」や「価値観」を一緒に見つけ出し、その子が本当にやりたいことに挑戦できるよう背中を押してあげることだと考えています。

関わりの中での磨き合い

 青年期にある生徒さんと関われることは、とても貴重なことです。一人ひとりと向き合う中で、生徒さんが成長していく姿から私たちも刺激を受け、共に学び合い、高めあうことができていると感じています。これからも、生徒さんが自分の人生に希望を持って進むことができるよう、精一杯尽力していきます!

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